大学病院や大きな総合病院を受診すると、専門に分かれすぎているため何科を受診したらいいのか判断に迷う事が多いです。その点診療所の受診ははっきりしています。特に内科は基本の診療科ですから、体調が悪くて少し心配な症状がある時は、まず受診していただける科です。
当院でも疾患の総合案内をしていきたいと思います。
昨今、ストレス社会と言われ内科を受診する方の3分の1くらいは、何らかのストレスを抱えて身体に不調をきたしているといわれています。
何となく体調が悪い、元気か出ない。朝起きても会社や学校に行こうと思うとお腹が痛くなる。便秘と下痢が交互にありお腹の調子が整わない。よく眠れない。寝ているはずだが早朝に目が覚めてしまう。いつも緊張して不安が強い。将来に希望が持てない。毎日が辛い。子育てで疲れていてイライラする。
それら様々な症状が、内科的な問題なのか、また精神的な症状なのか区別するのは大変難しいです。
ちょっとしたことで精神科へ行くのは気が引けると思っても、どこへ行けばいいか迷ったらまず当院内科へお越しください。心療内科的な症状であって、精神科受診まではしなくともすむ場合などがあります。
患者さん、それぞれの訴えに耳をかたむけて、改善する方法を一緒に考えていきたいと思っています。
特に女性の方で、女医の方が話しやすいと思う方は是非お越しください。愚痴をこぼして些細な事でも話し合う事が出来ればすっきりするかもしれません。
※当院では、小児科の診療は行っておりません。
一般に「おなかが痛い」といっても、おなかのどこが痛いのか、腹部全体が痛いのか、部分的なのかどうかによってさまざまな疾患があります。
その理由は胸に比べて、たくさんの臓器があるからです。食道、胃十二指腸などの消化性潰瘍を中心とした疾患や大腸炎、胆石症、膵炎などでも痛みを生じます。
女性の場合に多いのは婦人科領域の疾患であることもあります。
一時的な便秘は旅行や環境の変化などが原因でよくみられます。
高齢者や女性も便秘が多いです。S状結腸が長い人も便秘をしやすいです。
服用されている薬剤により便秘になることもあります。
大腸癌などの腫瘍により狭窄をしていることもあります。慢性の便秘の方は大腸検査を受けることをお勧めします。
急な下痢は、細菌ウィルスなどの感染によるものが多いです。慢性の下痢は特殊な大腸炎であることもあります。潰瘍性大腸炎、クローン病など炎症性腸疾患と呼ばれるものです。
ストレスが原因で、下痢と便秘を繰り返す過敏性腸症候群は比較的よく認められます。
虚血性心疾患が多いです。胸痛の部位、程度、持続時間、頻度など情報が重要です。
急に始まった耐え難い胸痛は心筋梗塞であることがありますので、我慢をしないですぐに医療機関を受診しましょう。
その他には、自然気胸、大動脈弁狭窄症、などがあります。
食道炎(胃食道逆流症)、胃十二指腸潰瘍でも胸痛を感じることがあります。
まず何か疾患があり起こる場合と精神的な原因で起こる場合に分けられます。
疾患としては、消化器系疾患と消化器以外の疾患とに分けられます。
いつ頃から始まったか、倦怠感、発熱、腹痛、便通異常があるかなど問診していきます。
体内の脂肪組織が過剰に多くなった状態です。
体重を身長の二乗で割った数字で表すBMI(body mass index)を計算して25以上を肥満とするのが普通です。
肥満によって生じる健康障害が問題となり、生活習慣病の発症が心配されます。
近頃の日本では、子供を含む若年者や男性にも増加していることが危惧されます。
まれに内分泌疾患による肥満もあるので検査を行った方が良いこともあります。
特に食事制限を行ったわけでもなく、一定の期間に体重減少がみられた場合は受診をおすすめします。
栄養の消化吸収障害や喪失が原因となっています。
消化器疾患、心疾患(心不全など)、腎不全、肝臓障害、内分泌疾患、など、さまざまな疾患が隠れている場合があります。
精神的要因も多いですが悪性腫瘍(癌)を一番に心配します。
突然の呼吸困難は緊急に医療機関を受診して下さい。
呼吸器系では気管支喘息発作、気胸、慢性閉塞性肺疾患の急性増悪、肺塞栓症、気道異物、循環器系では急性心筋梗塞、急性肺水腫、などの疾患が多いです。
その他では心因的要素が強い過換気症候群もあります。慢性的ないわゆる「息苦しい、息切れがある」という症状の場合も呼吸器疾患、循環器疾患が多いです。
肺気腫、慢性心不全などの原疾患が急性増悪することが多いです。
急に咳や痰が出るのは、異物を誤嚥した以外では、感冒など感染による気道の炎症が原因であることが多いです。
2ヶ月以上つづく慢性的な咳や痰は、気管支喘息、肺気腫、肺線維症、肺癌などの呼吸器疾患、また心不全などの循環器の疾患である場合があります。
普段は心臓の鼓動は自覚しませんが、心臓が拍動していると感じる時に動悸と表現されることあります。心臓に特別な疾患がない場合には、全身疾患でも動悸が生じます。
例えば、貧血、甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患、また、発熱、脱水でも動悸として感じます。もちろん、精神的要因の感情的興奮、不安でも動悸を感じます。
自分は動いていないのに周囲が動いているように感じる異常な感覚がめまいとよばれます。
周囲が回転する感じや船に乗っているよう、また頭がふわーっとする感じ、目の前が暗くなる感じなど人それぞれめまいを表現されます。
耳鼻科的な領域の疾患やまた脳幹、小脳などの中枢神経の疾患などの場合があります。
突然の頭痛で今まで経験したことがないような痛みは直ぐにCT検査などが可能な医療機関を受診してください。くも膜下出血、脳内出血などが考えられるからです。
それに対して、風邪や二日酔いなどの時に出現する頭痛は多くの方が経験していると思われますが、原因がなくなり時間の経過で消失するので心配のない頭痛です。
繰り返して出現し、色々検査しても改善しない頭痛は慢性頭痛です。多くは緊張型頭痛ですが片頭痛などもあるため、きちんとした診断が必要です。
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