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でべそ(臍ヘルニア)・刺青除去・陥没乳頭・陥入爪・巻き爪 |
でべそ(臍ヘルニア)の手術 |
でべそは臍ヘルニアが原因で臍窩部の皮膚と皮下の瘢痕組織(ヘルニアの袋)が突出した状態になっているものです。その形は様々で個人差ありますが、瘢痕組織の突出の程度の違いや左右差等によるものです。でべその手術は臍部の突出した皮膚と瘢痕を切除(切り取り)して臍ヘルニアを修復します。瘢痕により生じていた拘縮(つっぱり等)を解除した後に臍窩(おへそのくぼみ)を形成します。おへそ中の突出部分のみ皮膚を切除して縫合し、縦長のおへそのくぼみを形成します。皮膚縫合線は臍窩の中だけなので、キズアトはわかりません。
手術は局所麻酔で行い、手術時間は約30分間です。術後は翌日からシャワー浴可能です。日常生活等に大きな制限はきたしませんが、術後の過度の運動は控える必要があります。
「当院で行っている手術方法の特長」 #手術侵襲が少ない #痛みが少ない #手術時間が短時間ですむ ヘルニアの処理方法は、剥離のみで腹膜を含めて切除することはしません。 剥離した後にヘルニアを還納(中にもどす)するのみで十分です。 横方向に縫合閉鎖するので、緊張が少なく痛みがわずかです。 縦長の自然な形態になります。
「今まで行われてきた方法」「他院で行われている方法」 ヘルニアを腹膜を含めて切除し縦方向に縫合閉鎖する為、緊張が強く術後の痛みが強い。 下半身麻酔or全身麻酔、入院を要することが多い。 三角形の皮膚で形成するために横に広くなりがち。 メッシュプラーク法(異物であるシリコンを埋め込み臍窩が浅くなる)
<保険診療による手術費用(3割自己負担額)の目安> 初診料 + 血液検査料 : 約¥2.000 手術料 + 薬剤料等 :約¥16.000
<当院の手術実績(でべそ・臍ヘルニア手術件数)> 平成18年:29件 平成19年:50件 平成20年:41件 平成21年:39件 平成22年:23件 |
おへその正常構造 |
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でべその状態 |
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手術方法 |
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突出した余分な皮膚と瘢痕組織を切除. ヘルニア嚢の周囲を剥離 ※ヘルニア嚢を腹膜を含めて切除することは不要
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ヘルニア門を修復、閉鎖 ヘスニア嚢を還納した後に横方向に縫合閉鎖 緊張があまりかからずにすむ |
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臍窩を形成して皮膚縫合 縦長の形態を形成 |
皮膚切除、切開線、縫合線はおへその中のみ |
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陥没乳頭の手術 |
乳頭部には乳腺からの乳管が約15〜20本集まった乳管束があり、その周囲の瘢痕(先天的なことがほとんど)により乳頭が陥没します。整容的な問題の他に、乳腺炎や授乳障害をきたす場合があります。 手術は乳管束を温存する方法と切断する方法とがあります。手術後に授乳の可能性がある場合は、乳管束を温存する方法を行います。 保険診療による手術費用(3割自己負担額)の目安 <片側の陥没乳頭修正手術>初診料+血液検査料 約¥2.000 手術料+薬剤料等 約¥25.000
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乳頭部・乳管束の正常構造 |
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乳腺からの乳管が約15〜20本集まり乳管束を形成 |
陥没乳頭の状態 |
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乳管束周囲の瘢痕により乳頭が引き込まれて陥没 |
手術方法(手術は局所麻酔で行い、手術時間は片側約40分間) |
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乳頭部内の陥没部分の中央を切開
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乳管束を温存する方法(術後に授乳の予定がある場合) |
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乳管束を切断せずに周囲の瘢痕を剥離して乳頭の陥没部を引き上げる 再陥没防止のために真皮弁形成を行う場合もある |
乳管束を温存しない方法(術後に授乳の予定がない場合) |
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乳管束を切断して乳頭を引き上げる
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皮膚縫合 |
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切開縫合線は乳頭部のみ キズアトは目立たない 7〜10日後に抜糸 術後は防水フィルムでカバーすればシャワー浴可能 |
外傷性刺青(イレズミ)除去 |
外傷性刺青は保険適応です。その他は自費診療です。切除手術後、削皮術後、レーザー照射後、あるいは治療途中で瘢痕を伴う場合等は保険適応で診療いたします。 お問い合わせ下さい。TEL:045-905-5711 E-mail:info@shibata-clinic.com
※自費診療による手術費用(1回あたり) ・切除(分割切除) 長さ 5cmまで:\50,000 5cm以上の場合:1cmあたり\10,000(切除幅関係なし) ・植皮(皮膚移植) 面積 1cm×1cmあたり\10,000 (切除費用に加算されます) ・削皮術 面積 1cm×1cmあたり\10,000 |
陥入爪とは? |
おもに母趾(あしゆび)の爪甲の内側、外側が、まわりの皮膚に食い込んで痛みを生じた状態です。炎症がひどくなると、爪のわきに化膿に伴う不良肉芽組織ができて、時に出血します。原因は、@深爪の刺激A過度のスポーツBサイズの合わない硬い靴、ハイヒールの靴C不衛生などといわれています。
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治療 |
「保存的治療」 |
まずは、抗菌剤入り外用材の治療を行い、局所の炎症の沈静化につとめます。 |
「不良肉芽の除去」 |
保存的治療に抵抗する場合には、不良な肉芽組織を除去します。メスやハサミで切り取る、フェノール塗布、等の方法があります。炭酸ガスレーザーにより焼灼すれば、痛みや出血が少なく1回の治療ですむといった利点があります。食い込んだ爪を部分的に切除するだけでは、一時的な痛みの軽減にはなりますが、更にまわりの皮膚を盛り上げることになるので注意が必要です。 |
「根治手術」 |
肉芽切除を行っても再発することがあります。この場合は、陥入した爪甲部分が生えてこないように爪母(爪の根元にある爪発生のもとの組織)を切除する根治手術を行います。炭酸ガスレーザーを用いると、痛みや出血が少なくてすみます。 |
レーザーによる治療 |
陥入爪により爪甲周囲炎を併発し不良肉芽が生じた場合などに、炭酸ガスレーザーによる肉芽の焼灼切除が有効です。また、爪甲−爪床−爪母切除による根治術を行う場合も炭酸ガスレーザーを使用する方法が、出血も痛みも少なくてすみます。保険適応です。 |
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